浅田作品

September 11, 2011

どこら辺がマーラー???

 9日~10日に掛けて、旦那が会社の慰安旅行bullettrainでいなかったので、その間を利用して、9日夜から今日まで実家に帰っていました。夏休み以来の実家2連泊でしたが、今、超ハマっている「勇者ヨシヒコ」を大爆笑しながら見たり、お買い物に出掛けたりして、とても楽しかったです。



 今は、帰宅して、久々にブログpcを書いているのですが、目の前のテレビtvでは、「N響アワー」が流れています。



 

 クラシック大好きの旦那が見ているのですが、一方の私は、生まれてこの方、「N響アワー」なんて、実家のテレビで付いているところを見たことがないし、さっぱりクラシックの良さが分からないので、その世界に一緒に入り込めないcoldsweats02



 さっき、マーラーの演奏が終わった後、NHKの解説者が、「いや~やっぱりマーラーでしたね」とか言っていたのですが、超ド素人の私には、「どのあたりが、どんな風にやっぱりマーラーだったのか」がさっぱり分からず、つい、テレビに向かって「どこら辺がやっぱりマーラーなんだ!」と突っ込んでしまいました。



 それを聞いた、我が旦那曰く、

 「ちょっと派手なところとかがマーラーっぽいんだよ」とのこと。。。



 あ~分かる人には分かるみたいですね。旦那と私は、生まれ育った文化がどうやら違うらしいと、改めて気が付きました笑。全然分からん・・・汗。流れて来るクラシック(今はベートーベンの交響曲第2番)を聞いてたら、そのまま寝てしまいそうだ。。。sleepy




 

 という訳で、私は、自分の性に合う読書の世界か、美術の世界に逃げ込もうかと思いますrun本の方が、「やっぱり」好きだなあ。




 そうそう。この前、何気なく本屋に立ち寄った時に、大好きな浅田次郎氏の「ハッピー・リタイアメント」が文庫化されているのを見付けてしまい、その勢いのまま買ってしまいました笑。私は、本当に彼の作品が好きなのですが、「ハッピー・リタイアメント」も、買って5日間位で読んでしまいました。通勤・退勤時trainだけでも、集中すると一気に読めるもんですねbook




 今は、同じく大好きな伊坂幸太郎氏の「ゴールデン・スランバー」を読んでいます。こちらは、もっと早く読みたかったのですが、機会を逸して今になってしまいましたsweat01伊坂作品も、「やっぱり」面白いですよね。いつもは、少しの時間でも寝てしまう電車trainなのに、時間を惜しんで、夢中になって読んでいます。起きれるもんだ・・・と、自分でもびっくりします笑。



 でも、ゴールデンスランバーを読み終えたら、そろそろTOEICでも勉強しようかと思います。先延ばし先延ばし・・・にしていたのですが、流石に、もう延ばせなさそう。。。このままだと、会社のグローバル化に置いていかれそうな感じなので、英語は嫌いなのですが、まずは、文法だけでもやろうかと思いますpencil

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June 05, 2011

日輪の遺産

 

 食料品をよく買いに出掛けるところは、映画館slateと一緒になっています。今日も、そこへ買出しに行き、何気なくポスターを眺めていたら、その内の1枚に目が釘付けになってしまいました。


 その映画のタイトルは、「日輪の遺産


 あの浅田次郎氏の作品じゃないですか!!!!!


 という訳で、思わず駆け寄ってマジマジと見てしまいました。この作品が映画化されるとはなあ。。。いや~見たいなあ。原作を読んでいるから、結末のどうしようもないやるせなさ・悲しさは十分に承知しているのだけれど、それでも、それを覚悟で見たいです。スケールの大きい作品だと思います。


 全国ロードショーは、8月27日らしいです。公式HPはこちらからどうぞ!

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December 11, 2010

「中原の虹」

 ずっと読みたかった、浅田次郎氏の「中原の虹」が遂に文庫化されたので、早速購入し、読んでいましたbookで、昨日、ようやく全4巻読破しましたhappy02

 

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 期待を裏切ることなく、やっぱり面白かったです。毎日終電の時期は、行き帰りの通勤電車では寝ていることがどうしても多くなってしまうのですが、眠気を打ち負かしてしまう程、本が面白いので、寝ている暇がありませんでした。お蔭で、別の意味で睡眠不足・・・笑。




 舞台は、清国の最期から始まり、中華民国へと揺れ動いていく激動の時代。西太后、ラストエンペラー:宣統帝溥儀、袁世凱、宋教仁など、名だたる登場人物が出揃う中、今回の主役は、張作霖。彼が、満州馬賊の1人に留まることなく、東北を統べて行くのは何故か。その心は一体・・・。そして、清朝が倒れ、諸外国が虎視眈々と狙う中、革命勢力が台頭するなど荒れる中国を、次に治められるのは、誰なのか。天命は、果たして誰に下っているのか。。。




 

 とまあ、物凄くドキドキワクワクする舞台設定なのです。実に面白い。次々とページを捲ってしまいました。




 特に、今回は、10月に中国・北京を訪れたからこそ、より一層臨場感を伴って読むことが出来ました。自分が足を踏み入れた紫禁城は何度となく登場して来るし、物語の一拠点となる北京飯店も、その前をタクシーで通過した。「蒼穹の昴」も十分に面白かったけれど、やはり、自分が訪れたからこそ、「中原の虹」は、リアルに想像できて何倍も面白かった。中国の広大さ、建物の重厚さ、伝統ある歴史。映像と文章が結び付いて、楽しかった。今、「蒼穹の昴」を読んだら、また違った読み方が出来るかもしれない。




 「中原の虹」では、清国初代ヌルハチ、二代ホンタイジ、三代順治帝なども登場して来ます。私は、北京の地壇公園を訪れた時、歴代皇帝たちの位牌らしきもののレプリカが並ぶとある部屋に入りました。自分が学んだ皇帝たちの名前を、書物ではなく、現地の建物の中で見付けた時、「本当に史実通りなんだ」と、実感が湧いたものです。まあ、中国に限らず、海外旅行する時は、いつも、その湧き上がる感覚を楽しみにしているのですが、あの時は、その感覚がより強かった。



 高校時代に学んで、地壇公園で見付けて、そして、また小説で出会って、3通りに歴史上の登場人物たちと触れ合えて、凄く満たされた気分になりました。私は、やはり、こういう時間が好きだなあ。とても充実した読書が出来ました。

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December 12, 2009

「月下の恋人」・「つばさよつばさ」

 2回連続で、記事カテゴリーが浅田作品になってしまいましたが、まあ、大好きな作家さんなので、大目に見てやって下さい笑。




 

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 今回読んだのは、「月下の恋人」(光文社文庫刊)で、11篇が収められている短編集です。今回は、どの作品も、作中の謎を読者の想像力に任せたままで、最後まで分からないまま閉じてしまうという、不思議な余韻を残す作品集となっています。




 最もその傾向が顕著なのは、「黒い森」でしょうか。ストーリーとしては・・・

 海外勤務から10年振りに帰国した男性課長。復帰した本社の職場で、ある女性と知り合い、そのまま結婚するのですが、その事実を知った周りの人間たちは、皆こぞって、男性と関わりを避けようとする。終いには、会社での役員会議の議題にまでなってしまう。でも、何故、そんな反応を周囲が示すのか。その女性は、一体何者なのか。どんな過去を背負っていて、どんな恐ろしいことが待っているのか、誰も絶対に教えてくれない。どんどん不安が増す男性。ついには、せっかく田舎から上京してきた男性の母親までが、「ともかく別れなさい。命が幾つあっても足りなくなる。恐ろしくて、あの女性とは一緒にいたくない」とまで言って、早々に男性の家を出てしまう。しかし、最後まで、男性と読者は、その女性の謎が一体何なのか、分からずに終わる・・・。



 うあ~気になる。何だ、この物語の引き具合は!!この女性の謎は一体何なのだ・・・。乏しい私の想像力では、思い付かないのですよ・・・。あああ、答えを知りたい。






 とまあ、こんな感じで、他の10篇も不思議な余韻を残したまま、閉じてしまうのです。どうです??気になるでしょう??





 そんな中で、とある1篇の主人公の名前が、偶々、私と同じ名前だったのです。過去にも、自分の名前が小説の主人公と一緒だったことはあるかもしれないけど、記憶に残ってない。とにかく、浅田作品では初めてです。初読時は、ちょっと、ドキッとしました。自分の名前だけに、小説の中の主人公には、妙な親近感が湧くものです笑。

 で、またその1篇が非常に良い話なんですよ。不器用な優しさというか、ほろりとさせられてしまうのです。自分の名前と同じという贔屓分をちゃんと差し引いて、11篇を公平に見ても、この短編集では、その作品が一番好きですね。





 その前は、「つばさよつばさ」(小学館文庫刊)を読みました。

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 この作品は、JAL機内誌『SKYWARD』に連載されていた、旅が主テーマのエッセイ集です。これがまた、とても面白い!!重量感はなく、簡単に書かれている様でいて、良く読めば読む程、おかしみや人情、時には切なさまで感じられる、味わい深い面白さなんです。こういう文章を、書ける様になりたいものです。

 私の一押しは、「とっておきの料理」でしょうか。描かれている場面を想像するだけで、1人で笑えてしまいます。通勤中の電車の中で、危うくアブナイ人になるところでした笑。とても面白いです。


 あ~話が急に変わるけれど、旅をテーマにしたエッセイなんかを読んでいたら、旅がしたくなりました笑。ん~海外旅行に行きたい!まだ見ぬ世界遺産が、私を呼んでいる・・・笑。

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December 06, 2009

普通のNHKだったなら

 ネットで、こんなニュースを見ました!







 「作家・浅田次郎が中国を舞台に書いた歴史長編小説をドラマ化」






 

 ・・・何と!!ま、まさか・・・あの小説では・・・







 と、目が釘付けになり、そのままその記事が掲載されているサイトにアクセスしてしまいました。すると、思った通り・・・







 「蒼穹の昴」がNHK衛星ハイビジョンで、ドラマ化されるというじゃありませんか!!この小説は、中国清末、激動の時代を舞台にして、歴史上の登場人物を交えながら、片や官僚トップ、片や宦官トップという2人の若者の生き様を描いた壮大なスケールの小説なのです。とても面白い小説でした。これが、ドラマ化されるのか~・・・素晴らしい・・・めっちゃ見たい・・・。物凄く見たい。だって、日中合作ですよ?!「中国で実寸大の紫禁城など巨大セットを組んだ」そうですよ?!・・・あ~見たい。







 

 このドラマは、NHK衛星ハイビジョンで、来年1月2日から、毎週土曜夜10時に放送されるということなのですが、非常に残念なことに、我が家は衛星ハイビジョンを見ることが出来ないのですよ・・・涙。ああ、残念だ。残念過ぎる・・・。DVD化されたら、見てみようかなあ。ちなみに、ドラマ化の記事はこちら。興味がある方は、ご覧下さい!小説は、勿論オススメです。


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November 09, 2008

読書タイム再開

 ここ数日で、急に寒さが増した様な気がしています。う~寒い。今年も冷えるなあ。






 例の試験が終わったので、勉強に当てていた通勤時間に、読書を再開しました。その時間に英語を勉強しようかなとも思ったのですが、朝から苦手な英語だと一日中気が滅入りそうだったので笑、好きな本を読んでリラックスすることにしました。前日が終電でも、翌日、好きな本を読んでいると不思議と気分が楽なんです。一種の現実逃避か笑?!







 ジャンルを問わず・・・と思いつつ、最初に手を出したのは、やっぱり浅田次郎!読んだ作品は、義賊ものの「天切り松」シリーズの最新巻です。浅田作品の中でも、このシリーズは大好きです。登場人物たちの生き様・心意気がまた格好良いんですよ。シリーズは完結していないので、早く続きが読みたいなと続編を心待ちにしています。








 今週、3~4日間程度で一気に読んでしまったのが、東野圭吾作の「容疑者Xの献身」。もう何年も前に出版されて直木賞を受賞した作品でしたが、この度、ようやく文庫化されたので、今になって初めて読みました。感想・・・面白かった!という陳腐な言葉しか出てこないんですが、続きが気になって気になって。眠い目こすって、通勤中に読んでいました。この作品の舞台が、非常に身近なので、より親近感が湧いたのかも・・・。







 手元には、あと3冊ストックがあります。内容はちょっと固めの本。久々に、頭でも使ってみようかなと思います。やっぱり、読書は良いですね。あとの問題は、どこに本をしまうかなんだけど・・・そろそろ、本棚が厳しいやも。

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June 08, 2008

「地下鉄に乗って」


 今日は!!


 2006年に映画化されていた浅田次郎氏原作の「地下鉄に乗って」が、夜9時からテレビ放送されていたので、思わず最初から最後まで見てしまいました。いや~原作の素晴らしさを知っている者としては、色々と他にも映像化して欲しい場面もあったのですが、結構素直に楽しめました。そして、「やっぱり良い小説よね」、「やっぱり浅田さんの作品が好きだなあ」と思いながらの2時間でした。うんうん、やっぱり面白い!





 「地下鉄に乗って」を読んだのは、丁度、就活をしていた大学4年の4月です。だから、今からもう2年も前になるんですね。さっき、気になって当時のブログをさらっと読んでみたのですが、何だかとても懐かしかったです。当時は当時で、色々悩みながら就活していたんだなあと思うと、不思議な感じがします。自分の本質はちっとも変わってないのだなと笑。あと、大学の授業の話が書かれていると、か~な~り、懐かしいですね。良いなあ~大学生をもう1回やりたい!!







 久々に、懐かしいブログの記事を読みました。こうして振り返ってみると、少しずつでも、ブログを書き続けてきて良かったなと思いました。自分にとっては、貴重な記録ですね。「地下鉄に乗って」では、主人公がタイムスリップをします。現実には、タイムスリップなんて出来ないけれど、過去のブログを読むことで、当時の気分を思い出すことが出来る。そして、また前へ進む新たな力をもらえる。だから、これから先も、出来る限りブログを更新して行こうと思います!




 さ、私もまた明日から、地下鉄に乗って出勤してきますsubway


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September 09, 2007

前半は

 え~と。

 予告通り、バッチリ2時間ドラマを見てきました。「輪違屋糸里」の物語の筋は知ってるので、次はこうなるだろうなあ~とか思いながら見ていました。





 NHKの大河ドラマでの新撰組の面々のキャスティングのイメージが強い人もいるみたいなんですけど、私は、そちらを見ていなかった為、割と抵抗感なく、すんなりと見ていました。個人的には、平間重助役の温水洋一さんは、適役だったと確信しています。自分のイメージにはピッタリ!!






 ドラマの筋自体はですね・・・やっぱり、前半・後半併せても4時間しかないので、物語の展開が早いなあと思いながら見ていました。私は原作を知っているので、登場人物の相関関係や人物名、事件などは分かりましたが、初めて見る人、特に新撰組について何も知らない人が見たら、展開についていけなかったんじゃないかと思いました。一応、メインとなるところは映像化されてましたが、数多くいる登場人物の心の細かな変遷は、やっぱり全部表現するのは難しいのだろうなあ。前川・八木両家のおかみさんは、もっと重要な役割を担っていると思うし。






 ドラマ化されて良かったのは、島原の様子が映像化されたこと。京の艶やかな様子が映し出されたのは良かった!物語に色を付けられるのは、映像化の特権ではないでしょうか!ただ、所々入るCGはイマイチだった気がします。一長一短ですね。





 さて・・・


 とりあえず、前半を見てしまったので、後半も見てみようと思います。後半もちゃんと見て、完結させたいし!録画の予約をしておきました。原作の面白さを、是非、後半のドラマで伝えて欲しいなあと思います。





 

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September 08, 2007

明日の夜9時は!

 最近、ちっともテレビを見なくなりました。いや、正確に言うなら、テレビを見る時間がなくなりました。平日の視聴時間は、ほぼゼロですね。見たい番組もこれといってないし、テレビを見るぐらいなら、睡眠欲がはるかに凌駕します。元々、ドラマもあんまり見ないし、テレビ依存症ではないので、不自由はしてないですけどね。流石に、台風情報は噛り付いてチェックしましたけど!





 そんなテレビと縁薄い生活を送ってきましたが・・・!!!!






 明日は!明日の夜9時からは!テレビの前に陣取ります。2時間続けて、珍しくドラマを見ます!前から、楽しみにしていたんですよ~。ついに、明日夜9時放映なのです。その名も・・・








     「輪違屋糸里~女たちの新撰組」







 浅田次郎氏原作の、「輪違屋糸里」がテレビドラマ化されて、TBS系列で、何と2夜連続放送です!!これはね~見るしかないね!!






 この小説も非常に面白かったので、映像化されたらどんな風になるだろうと、今からとても楽しみです。ま~巷の噂では、キャスティングに不満がある人も無い人もいるみたいで、前評判も色々あるみたいですが・・・、個人的には原作が好きなので、見てみようと思っています。






 2夜連続放送ということで、2日目は月曜日の晩です。これはリアルタイムでは到底見ることが出来ないので、録画予約をして、出勤するつもりです。今のところはね。明日、つまらなかったら予約しないだろうな笑。





 何はともあれ!!ご興味ある方、明日の夜9時は、TBS系列でお願いします。決して、TBSの関係者ではありませんが、今日は、宣伝させて頂きます笑!

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July 21, 2007

沙高樓綺譚

 

 今週は、中々更新することが出来ませんでしたが、その間にも、着々と「浅田作品」を呼んでおりました。少し前に読み終えたのは、「沙高樓綺譚」(徳間文庫)です。

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 「沙高樓綺譚」は、青山墓地のほとりにある高級マンションの最上階で、女装のオーナーの下、各界の名士たちが集い、他人には決して話すことの出来ない「秘密」を夜中に語り合うという、短編集です。

お話しになられる方は、誇張や飾りを申されますな。お聞きになった方は、夢にも他言なさいますな。あるべきようを語り、巌のように胸に蔵うことが、この会合の掟なのです――』

 オーナーの話す、これが、この秘密の会合のルール。このルールの下、今宵も不思議な話が始まるのです。

 歴史物・人情物・エッセーなど、これまでに読んできた浅田作品とは一味異なり、珍しくミステリー的な趣が強い作品です。時代設定も、現代ですしね。この本も、とても面白かったです。

 この本を読んで改めて思ったのは、「浅田次郎」という作家のテリトリーの広さ・深さです。この短編集形式で語られた「各界の名士」たちの話は、分野が多岐に渡るんです。

 第1話は、「刀剣の鑑定」の話。刀剣について、かなり詳しく書かれており、作家本人に相当の知識がなければ、とても描くことは出来ません。  

 第2話は、精神科医の視点から語る幼馴染との不可思議な縁の話。

 第3話は、「映画撮影中に現れたエキストラ」の話。戦後すぐの京都・太秦を舞台にしているし、新撰組が絡んできます。幕末期・戦後すぐの太秦・現代と、時代を3つ繋いだ展開力が凄いですね。

 第4話は、「ガーデニング」の話。気候・植物の種類も非常に専門的に描かれています。そして、舞台設定は、明治期が絡んできます。

 第5話は、浅田さんの得意とする「任侠」ものです。これは、もう王道な感じがします。

 どの話も、確かに何処かがミステリー。でも、そのミステリーさも、「人間」だからこそ、起きるミステリーになる気がするんですよね。「不可思議」とか、「運命」というものではなくて、「人間」だからこそのミステリー。そこが、「浅田次郎」らしいところです。

 浅田次郎の他の作品を色々読んでから、この作品を読んだのですが、他の作品と通じるところがあって、興味深かったです。この部分は、あの作品と繋がってるなあとか。いや~、相変わらず、どっぷり嵌っていますね。

 次に読んだ本も、やはり「浅田作品」なのですが、それはシリーズ物で、最高に面白いです!舞台は大正。活躍するのは、個性豊かな「義賊」の一家!既に1巻は読み終えたのですが、かなり気に入っています。怪盗・アルセーヌ=ルパンが大好きな私としては、物凄く楽しいです☆「粋」で「情」に厚い彼らの活躍は、近々ご報告したいと思います!

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