書籍・雑誌

November 03, 2015

9年振りの新作

 今の世の中、いつどこでどうなるか分からないので、社労士を勉強しようかな、と思っている今日この頃です。でも、社労士は非常に難しい資格ですし、チャンスは1回/1年しかないのです。今年3月に取得した衛生管理者とは、難易度が大きく異なるから、取得しようと思ったら、本気で毎日勉強しないと取れない資格です。



 ということで、まずは情報収集を・・・と思い、本屋に出掛けました。・・・が、沢山の対策本、語呂合わせの山々、分厚い過去問などを見ていたら、頭がクラクラしてきました。いやー・・・これは、自分の手には負えないかもしれない・・・。生半可な気持ちで挑んではいけないな、と思いました。やるなら、きちんと本気で取り組まないとダメだ、と悟ったので、一旦今日は引き下がることにしました。



 で、気分転換に文庫コーナーに寄ったのですが、ここで思いがけないものを見付けてしまいました!



 あ・・・あれ?あれ見たことある・・・覆面マスクだけど、何だ、あの真っ赤な表紙・・・???過去の作品は、黄色か緑だったはずだけど、赤・・・?ん???タイトル・・・は



    「陽気なギャングは三つ数えろ」




 ええ?!?!

 まさかの新作?!




 そうなのです。前々から公言している通り、私は浅田次郎氏が大好きですが、伊坂幸太郎氏も大好きです。その伊坂氏の数ある作品に、この「陽気なギャング」シリーズがあるのですが、それの最新作が、なんと9年振りに刊行されていたのでした!!!全く知らなかった・・・汗。



 9年振りの最新作、とか言われて、買わない訳がなく、即決で買いました笑。少しだけ読み始めたのですが、伊坂ワールド、伊坂節たっぷりで、いやはや面白いです。やっぱり、好きなものは好きだなと思いました。あー早く続き読みたい・・・。

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July 29, 2012

サボりの裏で

 ここ暫く、英語の勉強pencilをサボっております苦笑。ようやく、担当者に求められる点数を越えられたので、それを良いことに、勝手に怠けている訳です。ホントは、ここで妥協せずに、もっと頑張れば、点数がもう少し伸びるのかもしれないのですが、こういうところが、自分の甘くてダメなところですね汗。


 

 で、怠けて何をしているか、というと、再び読書に励んでいました。やっぱり、読書bookは面白いんですよね。暫く読んでいなかったので、色々と読み漁ってしまいました。活字不足だったらしい笑。


 直近で、一気に読んでしまったのは、久々のガリレオシリーズでした。今更で恥ずかしいですが、「聖女の救済」を読み始めたら止まらず、仕事よりも本気で読書したいと思いました笑。電車の中で読んでいたのですが、続きが知りたくて堪らず、駅で降りるのが勿体無いとまで思いました。まあ、降りないと遅刻するので、仕方なく降りましたが笑。やっぱり、東野作品ははずれないですね。とても面白かった。


 そんな訳で、大好きな浅田作品、伊坂作品をほぼ読み終えてしまった今のマイブームは、ミステリーです。元々、幼い頃から大好きなジャンルですが、再発した感じです。只今は、テレビドラマ化されていた、防犯探偵・榎本シリーズを読み始めたところです。ドラマは全く見ていないので、純粋に小説として楽しみたいなと思っていますbook

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September 11, 2011

どこら辺がマーラー???

 9日~10日に掛けて、旦那が会社の慰安旅行bullettrainでいなかったので、その間を利用して、9日夜から今日まで実家に帰っていました。夏休み以来の実家2連泊でしたが、今、超ハマっている「勇者ヨシヒコ」を大爆笑しながら見たり、お買い物に出掛けたりして、とても楽しかったです。



 今は、帰宅して、久々にブログpcを書いているのですが、目の前のテレビtvでは、「N響アワー」が流れています。



 

 クラシック大好きの旦那が見ているのですが、一方の私は、生まれてこの方、「N響アワー」なんて、実家のテレビで付いているところを見たことがないし、さっぱりクラシックの良さが分からないので、その世界に一緒に入り込めないcoldsweats02



 さっき、マーラーの演奏が終わった後、NHKの解説者が、「いや~やっぱりマーラーでしたね」とか言っていたのですが、超ド素人の私には、「どのあたりが、どんな風にやっぱりマーラーだったのか」がさっぱり分からず、つい、テレビに向かって「どこら辺がやっぱりマーラーなんだ!」と突っ込んでしまいました。



 それを聞いた、我が旦那曰く、

 「ちょっと派手なところとかがマーラーっぽいんだよ」とのこと。。。



 あ~分かる人には分かるみたいですね。旦那と私は、生まれ育った文化がどうやら違うらしいと、改めて気が付きました笑。全然分からん・・・汗。流れて来るクラシック(今はベートーベンの交響曲第2番)を聞いてたら、そのまま寝てしまいそうだ。。。sleepy




 

 という訳で、私は、自分の性に合う読書の世界か、美術の世界に逃げ込もうかと思いますrun本の方が、「やっぱり」好きだなあ。




 そうそう。この前、何気なく本屋に立ち寄った時に、大好きな浅田次郎氏の「ハッピー・リタイアメント」が文庫化されているのを見付けてしまい、その勢いのまま買ってしまいました笑。私は、本当に彼の作品が好きなのですが、「ハッピー・リタイアメント」も、買って5日間位で読んでしまいました。通勤・退勤時trainだけでも、集中すると一気に読めるもんですねbook




 今は、同じく大好きな伊坂幸太郎氏の「ゴールデン・スランバー」を読んでいます。こちらは、もっと早く読みたかったのですが、機会を逸して今になってしまいましたsweat01伊坂作品も、「やっぱり」面白いですよね。いつもは、少しの時間でも寝てしまう電車trainなのに、時間を惜しんで、夢中になって読んでいます。起きれるもんだ・・・と、自分でもびっくりします笑。



 でも、ゴールデンスランバーを読み終えたら、そろそろTOEICでも勉強しようかと思います。先延ばし先延ばし・・・にしていたのですが、流石に、もう延ばせなさそう。。。このままだと、会社のグローバル化に置いていかれそうな感じなので、英語は嫌いなのですが、まずは、文法だけでもやろうかと思いますpencil

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September 19, 2010

フィッシュストーリー

 今回は、この作品を読みました。相変わらず、伊坂作品は面白いですね。
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 「フィッシュストーリー」
 伊坂幸太郎著 新潮文庫



 

 4編からなる短編集ですが、個人的には、表題作の「フィッシュストーリー」よりは「ポテチ」の方が好きですね。いや、「フィッシュストーリー」も、伊坂氏らしい物語構成でとても好きですが、「ポテチ」の方が、よりドラマチックな展開で惹きこまれました。






 「ポテチ」は、タイトルがとても上手いと思います。物語中に描写される「ポテトチップス」を食べるある場面は、1回目はさらっと読んでしまったのですが、読み終えた後にその場面を振り返ると、主人公の隠した気持ちが分かり、とても切なくなりました。そうか、そんな意味だったのか。主人公にとって、「取り替える」という行為は、それ程までに重い意味を持っていたのか。「間違えてもらって、かえって良かったかも」という台詞は、自分にもグッと胸に迫るものがありました。切ない・・・。




 よくよく最初から読み返してみると、アイスクリームのカップの裏に名前を書くとか、取るに足らない1つ1つの行為に、主人公の強い思いがあったのだなと分かります。ただ単に、変わった行動としての挿話ではなく、見事な伏線に感嘆しました。



 その他の3つの作品も、中々面白かったですよ。短編集は、気楽に読めて良いです。




 あ、そうそう、話が変わるのですが、浅田次郎氏の「中原の虹」が、遂に文庫化されたみたいですねbookもうね~、この作品が文庫化されるのを、ずっとずっとずっと前から楽しみに待っていたんですよ。いや~嬉しい。やっと読める!Amazon先生で早速注文して、読もうと思います!今からワクワクしていますhappy02

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September 11, 2010

王妃の離婚

 今日は、土曜日でしたが、休日出勤して来ました。一番下っ端ということで、今日は肉体労働でしたrun色々と走り回って疲れましたsweat01いや、頭脳戦では大したことは何も出来ない自分としては、「とにかく動いてなんぼ」という方が向いているかもしれませんsweat02あ、でも、あんまり周囲の様子にまで気を配れないから、結局、肉体労働でも使えないか・・・なんて、最近、仕事で不思議と自信がありませんdespair




 ま、そんなことはさておき、無事に今日一日が終わり、一安心。最後に部課長、主任と美味しいご飯を食べて帰ってきました。色々興味深い話や大事な話も出来たし、楽しかったです。・・・でも、やっぱり疲れた・・・。




 最近、グローバル化が急速に進み、以前にも増して、英語が避けられなくなってきました。本当は、通勤時間帯とかの隙間時間を使って英語を勉強しなきゃいけないんだろうけど、自分の通勤時間中の唯一の楽しみ&リラックス方法である読書時間が取られるのは結構痛いので、とりあえず、まだ本を読んでいます。最近、読み終わったのは、こちら。


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 「王妃の離婚」
 佐藤賢一著 集英社文庫



 以前、「カペー朝」を読んでから、「双頭の鷲」を読み、佐藤賢一氏の描く西洋史をベースにした小説が面白いと感じています。そんな訳で、第121回直木賞受賞作品のこの小説を読んでみることにしました。



 舞台は、1498年ヴァロワ朝期のフランス。国王ルイ12世と王妃ジャンヌの離婚裁判が開かれていた。国王の要求による一方的な離婚訴訟は、国王の権力を恐れるあまり、被告側の弁護は全く機能せず、離婚は出来レースで、時間の問題だった。そのあまりの不正に憤怒したとある弁護士が、圧倒的に不利な情勢にある王妃の弁護に立ちあがる・・・が、彼には彼が内面に抱える、事情があった。




 とまあ、国王夫妻の離婚裁判をベースにした小説なのですが、これまた、結構面白かったです。大体、カトリックにおいて、「離婚」は出来ない訳です。では、どうやって離婚するか。





 「離婚」ではなく、「結婚の事実」を取り消す。最初から、そもそも結婚していなかったことにする。即ち、「結婚を無効とする」のが、常なのです。




 それでも認められない場合は、イギリスのヘンリ8世みたいに、カトリックを離脱し、新しい教会を作ってしまうんですけどね。流石、一国の王ともなると、やることが違う。まあ、彼は、6回も結婚しているので、ここまでくると、ローマ教皇も最早認められなかったのでしょう。我儘も国王となると一味違う様です。






 話を元に戻すと、その「結婚の無効」を認める為に、教会において裁判が開かれて、「結婚の無効」の争点を、原告・被告で争うのです。無効を立証できるか出来ないか。まあ、その争点は中々生々しいのですが、中世のヨーロッパが良く分かって面白いと思いますよ。ただ、こんな内容を、真面目に教会内で議論し合っていたのかと思うと、本当に神聖なのか、頭が良いのか、真面目なのかなんなのか、分からなくなりますけどね。まあ、読んでみてください。


 教会、というのは、昔は区役所の代わりみたいなものだった訳です。出生・結婚・死亡は、それぞれ儀式を教会で行うから、きちんと人口を把握出来るし、十分の一税なんて税金も取り立てていた(結婚税や死亡税なんてのもありました)。勿論、裁判も教会で、キリストの前で行う訳です。



 神の前で宣誓して、裁判を行うのですが、今回は「国王」が裁判される立場なので、一国民でもある国内の修道士だけではなく、ローマからも、教皇代理として人がやってきます。こうした背景も面白いですね。




 この時代の「学問」の在り方も、興味深いですよ。神学とは何か。大学とはどう在るべきか。聖職者の権力に靡いる様など、ある意味、人間らしさを感じました。聖職者に限らず、人間って、常に高貴・高潔とは限らないですからね。それは、今も昔も変わらないのだろうなと思います。



 

 とまあ、小説は中々面白く、結構早く読み終えてしまいました。ただ、ルイ12世という人物は、史実に強烈に名を残す様な特徴的なことは、多分何もしていないはずで、読む前まで、特に記憶に残っていませんでしたsweat02高校時代も、取り立てて習ってないのでは・・・という気がします。忘れているだけかもしれないけれど・・・despair




 こんな風に、毎朝の読書タイムで中世ヨーロッパの世界に浸り、ふと気が付けば、そこは会社最寄りの駅・・・trainというサイクルを繰り返しています。私にとっては、出勤前の楽しい一時です。やっぱり、英語勉強より、精神的には充実している気がする笑。さて、次は再び、伊坂幸太郎で現代日本に戻りたいと思いますdoor

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August 28, 2010

ハプスブルグ家 12の物語

 やっぱり読んでしまいましたhappy02

 「名画で読み解く ハプスブルグ家 12の物語」中野京子著  光文社新書

 

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 今回も、期待に反しない面白さで、すぐに読み終えてしまいましたbook




 (歴史的史実で)よ~く知っている人たちが、登場人物です。面白くない訳がないですね。しかし、絵は、本当に色々なことを教えてくれます。フランスから帰ってきた直後に読んだ、ということもあって、何だか臨場感がありました。ハプスブルグ家は、フランス王家ではありませんが、ハプスブルグ家抜きにヨーロッパ史は紡げませんからねえ。いやはや、あらゆる意味で、普通を凌駕した一族だと思います。その規模も、長さも、豪華さも、やはり、ハプスブルグ家というのは、特別なんだと、改めて思いました。





 本書の中では、ベラスケスの有名な「ラス・メニーナス」が紹介されています。

 これ、高校時代に、先生から習ったのを妙に覚えています。凄く謎めいた絵で、画家は、自分自身を絵の中に描き込んでいて、その「絵の中の画家」が描いている「絵の中のキャンバス」は、裏を見せている為、「本物の絵の鑑賞者」には、何が描かれているかが分からない・・・。そして、絵の発注者である皇帝夫妻ははっきりとは描かれず、「絵の中の鏡に映る姿」が描かれいるだけ・・・。

 いや~ミステリアスdrama私がこうして書くと面白くも何ともないのですが、先生の語りが非常に上手くて、引き込まれて、ワクワクしちゃうんですよね~。多分、私は今聞いても、ワクワクすると思います笑。




 こうして、その昔に習ったものを、再び違う媒体を通して再会する、というのが、私はとても面白いです。きっと、一生言い続けるのだろうなあ。

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August 01, 2010

アヒルと鴨のコインロッカー

 私の本棚をよく見ると、恋愛小説がほとんど無いという偏った本棚なのですがsweat01、随分久し振りに、恋愛小説を借りて読みました。江國香織さんの「東京タワー」(新潮文庫)という小説です。2組の20歳の大学生と10歳以上年上の女性とが織り成す、甘く緩やかな、少し背徳的な生活。始まりも終わりも明示されないこの小説。男性陣はこんな恋愛観なんだっけ・・・とか、映画みたいだな・・・とか、お互いの過去や未来に嫉妬してしまう登場人物たちの気持ちを感じながら読み進めていたら、最後の解説に映画化movieされたことが書いてあったsweat01ん~今度、機会があったら、DVD借りて見てみようかな。






 その後、物凄く今更なんですが、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」(創元推理文庫)を読みました。

 

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 やっぱり、伊坂氏の作品は面白いですね。



 「広辞苑を1冊奪うことを目的に本屋を襲う」って、どういう出だしなんだろうと訝しみながら読み進めていくと、それは、実は、思いもよらない2年前の出来事の延長線上に過ぎなかった・・・。




 いや~上手いですね。時間軸の使い方が上手い作家だと思います。本屋を襲うことは目的じゃ無かった。本当の目的は別にあったけれど、その目的に辿り着くまで、最後の最後まで、ミスリードを誘いながら物語が進められていく。ん~私は、見事に騙されました。




 

 伊坂作品は、まだ他にも読んでいない作品があるので、また買って読みたいと思います。次は、何にしようかな。

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July 16, 2010

ブルボン王朝 12の物語

 今日は創社記念日の為、仕事が休みでした。なので、実は、こっそり4連休だったりします。でも、更にこっそり、午後3時~6時頃まで出勤して仕事してきました笑。自分一人だけかと思いきや、先客が2名もいました。でも、広いフロアにたった3人。窓を開け放して電話も鳴らず、開放的な空間で仕事が出来ました。お蔭で、前日に終わらなかった資料作成が、一応終わってすっきり・・・出勤して良かった。




 そうそう、話が急に変わりますが、最近読んだ本をご紹介しましょう。あまりの面白さに、3日で読み切っちゃいました。




 「名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語」 
 中野京子著 光文社新書

 

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 以前、ちらっとご紹介した中野京子さんの本ですが、これは本当に楽しかったです!!




 タイトル通り、12点の絵画がフルカラーで掲載されていて、それに纏わるエピソードが綴られています。誰もが一度は目にしたことのある絵(ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」やドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など)について取り上げられていて、とても親しみやすいと思います。絵は、ブルボン王朝だけあって、ルーブル美術館蔵のものが多かったのですが、私が行き損ねたウィーン美術史美術館や、プラド美術館蔵のものもあり、いつか絶対、現地で本物を見てみたいと、本を読みながら決意、いや、思いました笑。あ~ルーブルには絶対行きたい。出てこないかも笑。




 本に話を戻すと、エピソードもドラマチックに書いてある為、すすすっと簡単に読み進められます。歴史的事件(七年戦争やフランス革命など)に絡めつつ、絵画の登場人物たちの性格や政略結婚のその後などが描かれ、寧ろ、続きが気になって読みたくて仕方ないという感じ。決して難しい言葉では書いてないので、分かりやすく、歴史を全く知らない人でも面白いと思えると思います。


 

 それにしても、絵だけでこんなに歴史が分かるなんて!!いや、逆か・・・歴史がこんなに絵画に投影されるなんて・・・!!ん~それとも、この時代の歴史が好きだからなのか・・・。いやはや、何はともあれ、理屈抜きで本当に面白かった。単純に、教科書通りに学ぶのも楽しいけれど、学んだものを絵画からも思い出せる、感じられる。こういう楽しみ方が、私は本当に好きです。もし、自分が世界史教員をやるなら、こういう授業をしたいなあ。





 ちなみに、中野さんは母校の大学講師をされているみたいなのですが、自分が在学中からいらしたのだろうか・・・もしそうだったなら、本当に惜しかった・・・。弟子入りしたい笑。それ位、面白い。いや~この方の下で研究したら、さぞ面白かっただろうなあ・・・。まあ、自分は西洋史専攻じゃなかったけれど・・・汗。もし知っていたら、進路迷ったかもしれない笑。





 とにかく、あまりに面白くて一気に読んでしまった訳ですが、実は、この本はシリーズの2作目。1作目である「ハプスブルグ家 12の物語」を飛ばしてしまったので、そっちも絶対に買って読もうと思います。是非是非、皆さんも買ってみて下さい!!約200ページとそんなに長くないので読みやすく、オススメです。

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July 10, 2010

双頭の鷲

 2010年も、気が付けばもう半年過ぎていたんですね~sweat02恐ろしや・・・と思いながら、何だか充実している様な気がします。今年は教員採用試験を受けないので、勉強せずに(TOEICはやらなきゃいけないけど。。。)、好きな本を通勤中に読めて嬉しいです。最近では、佐藤健一著「カペー朝 フランス王朝史1」(講談社現代新書)を読み終えた後、何故か妙に中世フランス史にハマってしまい、そのまま、同じ作者の「双頭の鷲」(新潮文庫)を読んでいました。

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 1冊約580~600ページ程度の上下2巻から成る、中世フランスが舞台の小説です。






 時は、14世紀。フランス王家はカペー朝ではなく、既にヴァロワ朝へと移っているものの、この時代の王権は非常に不安定。王家と言っても、絶対王政ではなく、まだまだ弱い。地方の大貴族からは対等(またはそれ以下・・・)と思われる立場です。しかも、丁度、対イングランド百年戦争の最中・・・。フランスは、イングランドに負けに負け続けて、かなり厳しい状況だったのです。





 そんな苦しい時に現れたのが、ジャンヌ・ダルク、、、ではなく、今回の主人公、ベルトラン・デュ・ゲクラン。ブルターニュの貧乏小貴族に過ぎなかった彼は、その類稀な軍才で、どんどんフランスを救い、傭兵隊長から最後にはフランス軍大元帥まで登りつめる・・・。





 という、実在の人物である、ベルトラン・デュ・ゲクランの一代記です。作者の脚色が多分に入っているとは言え、歴史的史実や資料には忠実なので、とても楽しかったです。いや~面白かった!!!





 登場人物が豪華。イングランド王、フランス王は勿論ですが、授業だったら「ポワティエの戦いで活躍したのはエドワード黒太子」と一行で終わってしまう黒太子が、こんなに登場してくるなんて・・・!長弓兵も習ったけれど、小説の中で出てくると、凄まじい威力を発揮したというのが具体的にイメージできます。他にも、締結した条約や、ジャックリーの乱など、授業で習った事柄が再認識出来て、とても楽しかったです。百年戦争というものが、中世ヨーロッパ社会に大きな影響を与えたということ、シャルル5世の改革は、後世の絶対王政の基礎の基礎だったんだということなどなど、小説になると、人物的な面から理解出来て面白かったです。






 実は、結構久々に歴史小説を読んだのですが、やっぱり面白いなと思いました。世界史に、本でも絵画でも音楽でも、色々なものからアクセス出来て凄く楽しい。今年は受験勉強はしていないけれど、その分、気楽に、自由気ままに、変なノルマを決めずに、好きな歴史に触れることが出来るから楽しいです。次は、何の本を読もうかなあ。

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October 04, 2009

怪盗の輝き再び

 

 今年も、8月の試験が終わり、9月から通勤時間帯の読書タイムを復活させました。やっぱり、読書は楽しいですね~。



 

 9月中に読んだのは・・・

 ・浅田次郎    「お腹召しませ」 中公文庫
 ・伊坂幸太郎  「終末のフール」 集英社文庫
 ・伊坂幸太郎  「死神の制度」  文春文庫

 

 やっぱり、大好きな浅田作品は読まないと気が済まないし、伊坂作品もあの登場人物同士の関連性が好きですね。人物同士がそんな風に繋がるのか!という、いつも予想だにしない展開が面白いと思います。




 

 で、今は、約10~14年振りに再燃しているシリーズがあります!私には、史上最高・唯一絶対無二のヒーローがいるのですが、いやはや、彼に再び会ってみたら、すっかり夢中になってしまったという訳です笑。そのヒーローとは!!




    フランスの怪盗:アルセーヌ・ルパン!!




 です。(好きですけど)日本アニメのルパン3世ではありませんよ。作家としての功績により、フランスの名誉あるレジオン・ドヌール勲章を授けられたモーリス・ルブラン作のアルセーヌ・ルパンです。出会いは小学校5年ですが、それ以来のルパン派です。ホームズよりも先に出会ってしまって、すっかり彼の魅力の虜なのですが、そのせいで、中学1年でホームズ派の同級生と「ホームズとルパンのどちらが格好良いか」で喧嘩したこともあります爆笑。忘れもしない、林間学校での深夜の出来事です笑。懐かしい。





 ルパンの何が格好良いか・・・。それは、語り尽くせません爆。その頭の回転の良さ、大胆不敵さ、絶対不屈の精神、豊富なユーモア、時代の最先端を常に取り入れるセンス、運動神経の良さ、弱者への労り、女性への徹底的な優しさ(時にはそれが命取りに!)、絶対に殺人は犯さないし・・・etc。いや~、もっと羅列出来ると思うんですけど、本当に格好良い男なんですよ。ルパンについては、2005年6月7日にも、一度書いているので、よろしければ、こちらをご参考下さい。読むと分かると思いますが、当時と全く同じことを、4年経った今も書いています。当時から少しも成長していないらしい笑。




 で、クドイ様ですが、もう1回主張すると、あの頃、夢中になって、図書館で借りて全巻読んだのです。ハードカバーの重い偕成社版の全集でした。本当に面白くて、次々読んだ記憶があります。で、ルパンが好き→フランスが好き→フランスの地名を覚える→フランスに関するものは何でも覚えられる→98年フランス・ワールドカップでもフランス代表を日本代表より応援→フランス優勝に興奮・・・という中学2年生でした。当時、まだワールドカップに熱中している女子中学生は、あまりいなかったんですよ。1人だけ分かってくれる友がいたんですけど、彼女は、例のホームズ派の友人と同一人物・・・笑。彼女は、サッカーはイタリア代表を応援していて(彼女も日本代表を応援していなかった爆)、そこでもフランス対イタリアの準決勝対決で2人は対立したという・・・笑。まあ、私は本当に、ルパンの冒険が面白くて、大好きだったのです。





 で、そんな熱い情熱を、この夏の試験で使わせてもらったのです。何に、どの様に使ったのかは企業秘密・・・なのでご容赦頂きたいのですが、その時に、試験が終わったら、もう一度ルパンを読み直してみようかな、と思った訳です。




 多くある作品の中から、まずは、「虎の牙」創元推理文庫版を読んでいます。あの頃も、夢中になって読んだのですが、10年以上も経っていると、流石に細かい描写までは忘れてしまっているので、凄く新鮮な感覚で読んでいます。そして、またも夢中になって読んでいる・・・やはり、面白さは変わりませんね。これぞ、名作たる所以です!




 

 そして、今、読み返しながら、新たな発見を多々しています。10年前には持っていなかった世界史の知識を、今の自分は持ちながら読めるからです。ルパンが登場した時代は、19世後半からで、国際関係が緊迫していく状況の中にありました。彼が、ロシア公爵に化けたり、第一次世界大戦に絡んだり、ドイツ皇帝を呼び出したり、モロッコの外人部隊に入隊したりしていたことは覚えていたのですが、それが、どんな意味を持っていたのか。フランス人であるモーリス・ルブランが、その小説を書いたことは何を意味しているのか。実は、世界史的に非常に深い意味があったのだと、改めて実感しながら読んでいます。奥が深い・・・。






 勿論、当時はそんなことを知る由もなく、ただただ、その胸躍る冒険譚に夢中だったのですが、今は、違った観点から新たなルパンの魅力を再発見しています。非常に面白いです。「世界史を学ぶと、映画・美術品・読書と、様々なものが数倍面白くなる」とは、恩師の言ですが、まさにその通りだと思います。ルパンはそれだけでも十分に面白いけれど、それを更に面白くさせてくれた世界史が、やっぱり大好きです。今思うと、当時から「その世界史が絡む面白さ」を、意識せずとも、本能的に感じ取っていたのかもしれませんね。





 そんな訳で、自分の中でルパン熱が再燃しています。でも、文庫版を買うに当たっては、残念なことが1つありまして。通常、ルパンシリーズは、幾つかの会社から出版されているので、好きな翻訳を買えば良いのですが、一部、翻訳権所有の関係から、創元推理文庫からしか出ていない作品があります。で、自分が是非とも読み直したい!と思っている作品が、その創元推理文庫から出ている数点なのですが、今のところ、本屋さんでお目に掛かったことがないのですよ・・・涙。大きい本屋に行っても、それらだけは置いてないし、愛用しているAmazonでも、在庫が無い・・・。う~ん・・・本当に残念だ。中古やオークションでなら取り寄せ出来るのでしょうが、新品で欲しいんですよね。あ~、やっぱり、本屋で発注するしかないか。「二つの微笑を持つ女」と「緑の目の令嬢」を、何としても読み直したい!今度、本屋さんに行こうかな。





 あ、余談ですが、数年前に、ルパン生誕100周年で撮影されたルパン実写映画・・・。観たのですが、正直に言って、全然面白くなかったです涙。う~ん、あれは残念だったな。まあ、そんなこともありますよね。小説の方が、断然面白いです。ルパンの面白さは永遠なのです。

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