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April 02, 2017

11年目にして

 明日から、2017年度が始まります。2007年に入社したので、社会人になって満10年が経ったことになり、11年目のシーズンが開幕となります。


 あれから10年が経つとは、何だか信じられません。あっという間の10年間で、その間には色々な出来事がありました。まあ、そりゃそうですよね。10年もあれば、公私共々、色々あって当然です。何より恐ろしいのは、10年も経って、自分が全く成長していないことを感じる時です。時ばかり経って、年ばかり食って、身体がどんどん言うことを聞いてくれなくなって、30代のお肌も荒れ、ろくに親孝行もしないままに親には迷惑を掛けたまま年を取られていき、ふと気が付けば、後輩が後ろに10年分も育っているという・・・。これは、非常に恐ろしいことです。自分で自分の成長を止めない様に、まだまだ勉強して、人間として成長していかなければ。。。社員として年次を重ねるに連れて危機感すら覚え、そんな風に考えています。


 10年前、自分はただの新人でした。先輩方は、それはそれは、大きく見えたものでした。お世話になった仲の良い先輩方が、主任(世間で言うところの係長クラス)に昇格されていく姿を見ては、「やはり先輩方は凄いな」と思って、益々尊敬したものでした。それが入社2~3年目くらい。その後、一時期は本気で会社を辞めようと悩んだこともありましたが踏みとどまり、海外も含めてそれなりに経験を積んで、いっちょまえに意見も言えていると勘違いしながら、自分でも少しは会社に貢献出来るつもりになっていました。それが8~9年目くらい。このままなら、自分でも主任になれるかもしれない、なんて大それたことを考えていたものです。今から思うと、ただのバカですねえ。その後、今、一緒に組んでいる課長が、当時は主任で本社から異動されて来た時には、自分の天狗さに気付かされました。自分なんて、全然実力不足だったのだと。井の中の蛙でした。自惚れが恥ずかしくなる位で、彼に付いて行くのに必死でした。凄く勉強になった1年半でした。


 そんな課長には、この1年半もの間、折に触れて、「主任を張れる実力があると認めている。でも、まだまだ足りないところもある。だから、俺が課長でいる時に、絶対主任にして、そこを伸ばしていきたい」と、声を掛け続けて頂きました。そんな時、私はいつも「御冗談を」「そんな力は、私なんぞにはありませんよ」と返し続けていた訳ですが、課長が嘘をつかない人であることも知っていました。「この人は本気で言っている」と思うと、「この人の期待を裏切らない様に仕事をしていかなければ」と思えて、苦労したけれど、去年1年は頑張れたようなものです。


 「この4月で、絶対主任にするからな」と言われ続けて半年。


 人事はその時々の縁と運というものがあります。だから、そんなことを言われても、変わることもあるのは充分に知っていました。何しろ、自分自身が、人事担当なのですから。一方で、繰り返しになりますが、課長が約束を反故にする人ではないことも分かっていました。やると言ったらやるだろうと。だから、


 「ガッカリするなよ。異動だ。4月で主任に任用する」


 と、3月上旬に示達を受けた時、感動したというより、「この人は、きちんと約束を守った」と思いました。だからこそ、こんな私を評価して下さったことの重み、信頼関係の強さを、ずっしりと感じました。約束を守って頂いたからには、その期待に応えていかなければと、強く決意しました。



 不思議なもので、示達を受けたその日は純粋に嬉しさが勝ち(私は単純なので、それはやはり嬉しい)、日が経つに連れて、その職務に伴う責任の重さが勝つ様になりました。この伝統のある会社で人事主任を任されることの重さ。計り知れないプレッシャーがあります。下から、文句や意見を好きに言いたい放題を言える立場ではなくなり、それなりに上にも下にも分別のついた振る舞いも必要。こんなに人事主任が重い立場だとは想像できていなくて、改めて、主任に昇格された歴代の先輩方、仕えて来た主任の皆さんの凄さを感じました。


 人事が公表された後、色々な人にお祝いのメッセージを頂きました。多くの励ましを受けて、実感も増しました。昔の上司、先輩、同期、後輩・・・。色々な人に、自分のことを見ていて頂いていたのだなと思うと、1人で仕事をしている訳じゃないなと思いました。多くの人のサポートや指導があっての昇格なのだと感じました。本当に、有難いことです。


 そんな風に職務の重みを感じながら、明日から部署は今と同じですが、立場が変わってのお仕事となります。後輩も、明日からは単なる後輩ではなく、「部下となる」と課長に言われ、だからこそ、今までと同じ様に仕事をしてはいけないのだと、理解しています。


 2017年度は、主任として初めての年。自分に務まるだろうか・・・。きっと悩むこともあるだろうけど、臆さず、でも謙虚に、新米主任として一生懸命頑張っていきたいと思います。

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