歴史は変わる
数日前の朝の出来事です。一人眠い頭で朝刊を読んでいたのですが、思わず、
「なにっ?!?!」
と一気に目を覚まし、声を出してしまう記事がありました。それは、
「世界最古の鉄器がトルコで発見。ヒッタイト起源説覆る」(朝日新聞より拝借)
・・・というものです。
これまでの世界史では、
「世界で初めて鉄器を使用した=ヒッタイト人」
という公式が成り立っており、幾多の問題に出題されてきたものでした。私自身も、その様に習い、古代史に取り組んでいました。だから、この発見にはとても驚くと同時に、また新しい歴史が作られるのだと思うと、非常にワクワクしました。
歴史は、敗者を貶め、勝者が自らの都合の良い様に編纂した史料によって、往々にして綴られてきたと言います。または、後世の人類の懸命な発掘・研究作業によって、ようやく判明した歴史もあります(途中、略奪等、負の側面もあるかと思います)。そして、確固たる証拠が無い為、未だに判明していない、ロマン溢れる歴史もあるのです。そう考えると、今回の発見は、人類の歴史が、また一歩進んだと感じるのです。非常に、興味深い。
今まで絶対だと信じてきたものが、実は違う、というのは中々の驚きです。今の中学生は、「鎌倉幕府成立が1192年ではなく、1185年と習う」と聞いた時も、非常に驚きました。
でも、だからこそ、歴史は面白い!と、心から思うのです。
何かのきっかけで、歴史は大きく変わる。何かが発見されれば過去が、何かを選択すれば未来が変わるのです。これは、歴史ならではの醍醐味だと思います。人類は、紀元前15世紀に鉄器を使い始めたのではなく、それよりも5・600年も前から、使い始めていた・・・。きっと、世界には、まだまだ知らない歴史が眠っているのだろうなと思うと、本当にワクワクします。恩師も、母校で早速、この話をしているに違いないと思います。
私の世界史B用語集、「ヒッタイト」の欄には、見事に、
『前1400年頃、最初に鉄製武器を使用した』
の行に、マーカーが引かれています。何だか妙に、感慨深いです。世界史はやっぱり、面白い。



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